その他の病気

ヘルニアは通常柔らかいものですが、本例のように嵌頓（突出した臓器が元に戻らなくなる）ヘルニアになると硬くなり、痛みを伴い状態が急変します。早急な外科的治療が必要です。

傷＝縫合ではありませんので、「いつ傷を作ったか」「感染の有無」を考慮して治療が必要です

場合によって２期癒合（外科処置なしで自然治療）も必要です

釣り針には「かえし」がついているので、無理に引っ張ると、更にくい込みます。

鎮静が必要な場合もありますので、無理に引っ張らずに病院へ。

「同居の子どうしのケンカ」や「散歩中のケンカ」などによる外傷は、軽度であればそのまま治る場合もありますが、「外傷部位」や「外傷の程度」により急変すること（※）もありますので、自己判断せずに病院へ。

※首にかみついて頚髄損傷、頭部にかみついて頭蓋骨骨折、引っ掻き傷（猫の爪）による失明など・・

やけどの範囲が広いと、脱水や血圧低下、細菌感染による敗血症など命に関わりますので要注意です。

特に暖房器具に近づきすぎたり、直接触れないようにご注意ください。

初期（傷が浅い場合）は支持療法（内科）で治癒しますが、本症例は「皮膚壊死＋骨露出」しており、内科では難しい為、外科療法となりました。

老犬になるとみられる症状で、ご家族から「夜鳴きをして眠れない、ご近所さんから注意された、近所迷惑になるのが心配・・」など、とても悩まれて来院する事が多いです。

※まずは病院へご来院ください。様々な治療例（体験談）をご説明いたします