日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医1種

〒985-0853 宮城県多賀城市高橋5-10-1
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消化器疾患

以下のような症状はないですか?

・吐く・嘔吐・吐出・吐血

・下痢・黒色便・血便

・お腹ゴロゴロしてる

・お腹痛がってる

・お腹はってきた

・便に虫が出てきた

唾液腺嚢胞

唾液腺嚢胞(抜去前)

・唾液腺や唾液管が破裂して、皮下組織に唾液が貯留(嚢胞化)する

・外科、支持療法(投薬、液体抜去等)にて治療

抜去後
抜去した液体
唾液腺嚢胞は、発生する場所で様々な症状を示します

唾液腺嚢胞は、口腔内(舌下部)発生なら摂食・嚥下障害、咽頭部発生なら呼吸困難など、発生する場所により様々な症状を示します。支持療法では再発しやすいので、外科治療も要検討です。

蛋白漏出性腸症(PLE)

超音波検査
(腸リンパ管拡張症)

・消化管から蛋白が喪失し、低蛋白血症になり、さまざまな症状(※)がみられる病気

※下痢(下痢がない症例もいる)・嘔吐・浮腫・胸水/腹水・血栓症等

・腸リンパ管拡張症・炎症性腸疾患(IBD)・感染症・腫瘍などにより引き起こされる

胸水
消化管腫瘍
消化管腫瘍
蛋白漏出性腸症には「腫瘍(がん)」が隠れている可能性もあります

難治性の下痢・嘔吐、体のむくみ(浮腫)、呼吸困難、お腹の張りなどの症状がみられたらすぐに病院へ。

※症状がなく血液検査で偶然見つかる症例もいますので、定期検査(血液検査等)が大切です

消化管内異物

胃内異物(3D-CT画像)
※ご家族も知らないうちに食べていました

・異物が消化管に詰まると、消化管が閉塞され、何度も嘔吐します

 ※胃内異物で何ヵ月も症状がなく、突然閉塞する症例もいますので要注意です(ご家族が知らないうちに食べていた症例もいます)

・(造影)X線検査や超音波検査、CT検査等にて診断

・早急な異物摘出が必要です

異物による腸閉塞
摘出した異物
異物を食べたら早急に病院へ

異物を食べたらすぐに病院へ。消化管閉塞になり、時間が経過する毎に全身状態が悪くなりますので要注意です。

消化管内寄生虫

・回虫・鉤虫・瓜実条虫・鞭虫・マンソン裂頭条虫・コクシジウム・ジアルジアなどがある

・糞便検査(顕微鏡)・スナップ検査にて診断

・寄生虫駆虫薬で治療

回虫卵
コクシジウム
子犬・子猫を迎えたら糞便の検査を

新しい家族(子犬・子猫・保護した子等)を迎えたら、検便をおすすめします。

下痢が続く原因となりますので、糞便検査は大切です。

※私も以前、子犬(ダディ)を迎えた時、下痢が治らなかったので、検便を何度も行った所「コクシジウム」が見つかりました。

門脈シャント

・通常であれば、体の中で作られた毒素(アンモニアなど)は、門脈から肝臓に運ばれ無毒化されます。しかし、この病気は、門脈と静脈の間に余分な血管(シャント)が作られ、無毒化されずに全身を循環して、さまざまな症状を引き起こします

 ※先天性と後天性(門脈高血圧、肝炎、肝硬変等)がある

 ※肝外シャント(小型犬)と肝内シャント(大型犬)がある

・血液検査(アンモニア・総胆汁酸等)、尿検査(尿酸アンモニウム結晶)、超音波検査、CT検査等で診断

・手術、支持療法等

CT検査(左胃静脈−後大静脈シャント)
CT検査(左胃静脈−後大静脈シャント)
子犬(子猫)が、食後に状態が悪くなったら門脈シャント等の精査が必要です

食事をしたあとに、いつもと違う症状(ヨダレ・ふらつき・徘徊・痙攣・昏睡等)があれば、すぐに病院へ。

急変する可能性がありますので、早期発見・早期治療が必要です。

その他

肝炎:急性肝炎と慢性肝炎があり、肝炎(※)が進行すると黄疸・肝性脳症・血液凝固異常などがみられ急変します

 ※ウイルス感染、細菌感染、中毒、薬剤、外傷、腫瘍など

 ※猫では三臓器炎(炎症性腸疾患・胆管肝炎・膵炎)になりやすい

巨大結腸:大腸に便がたまり巨大化(過剰拡張)した状態。猫に多い病気です。

 ※特発性、神経異常、骨盤骨折、腫瘍、異物などが原因

 ※食欲不振や脱水が続くと、状態が悪化し急変します

黄疸(皮膚が黄色い)
巨大結腸症
(便の重度貯留)
健康な時からの定期検査をおすすめ致します

全身状態が悪くなってから検査をすると、病気が進行している事があり、治るのに時間がかかったり、急変する事もあります。正常値を把握し、早期に病気を発見する事ができますので、健康な時から定期検査を行う事が重要です。

※私の愛犬『ダディ』が『5歳』の時でした、急に嘔吐し、尿の色が濃く(ビリルビン尿)、血液検査にて黄疸がみつかりました。バーニーズという事もあり、『がん』を疑いましたが、全身精査でも異常がなく、肝臓保護の治療(点滴、強肝剤等の内服)で無事回復しました。ちなみに原因不明の急性肝障害でした

消化管腫瘍

リンパ腫(胃)

・消化管(食道・胃・小腸・大腸)に発生する腫瘍

・X線検査、超音波検査・内視鏡検査・CT検査で診断

・外科、抗がん剤等の治療

GIST
(回盲部)
腺癌+ポリープ(大腸)
難治性の消化器症状(嘔吐・下痢)があれば更なる精査を

支持療法(内服・注射・食事等)で治らない消化器症状には「腫瘍(がん)」が隠れている可能性があります。

更なる精査(X線検査・超音波検査・内視鏡検査・CT検査等)をおすすめ致します。

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