整形疾患

・骨に力が加わることによって、ひびが入ったり、折れたり、砕けたりすることです

・X線検査にて診断

・手術、支持療法（バンテージ固定等）

・関節が外れて、骨が正常な位置からずれた状態です

  ※膝蓋骨脱臼（パテラ）、股関節脱臼、肩関節脱臼などがある

・X線検査にて診断

・脱臼部位の整復、手術、支持療法

・前十字靭帯（大腿骨と脛骨をつなぐ靭帯）が断裂すること

・後肢を痛がったり、足をあげたまま歩く

・触診・X線検査・超音波検査等にて診断

・手術、支持療法

・肘関節におこる関節炎

・大型犬に多く、遺伝的な要因、体重過多などで発症する

・触診・X線検査にて診断

・支持療法、外科

・慢性的な変形性の関節疾患

・高齢の犬で多く見られ、特に大型犬に発生率が高い

・支持療法、外科

・大腿骨頭壊死：大腿骨頭が壊死をおこし、関節炎や骨折をおこす病気

　※成長期の小型犬（１歳以下の小型犬）の「後肢びっこ」に要注意。

・変形性脊椎症：高齢の犬によくみられる背骨（脊椎）の病気

　※支持療法メイン、外科が必要になる場合もある

・成長版早期閉鎖：骨が成長する部分（成長版）が早い時期に閉鎖することにより、骨格の成長障害（足の変形等）をおこす病気

　※橈骨の湾曲や肘関節形成不全をひきおこす

・免疫介在性多発性関節炎：自己免疫の異常により、複数の関節で関節炎がおこる病気

　※足の痛みや関節の腫れ（関節液の貯留）、発熱等がみられる

・骨に発生する腫瘍です

・原発性（骨肉腫等）と転移性（前立腺癌の骨転移等）があります

・腫瘍の進行度によって治療（外科・放射線・抗がん剤等）が変わります